金属ニードル（標準ニードル）のご紹介

今回は、液剤（接着剤等）の塗布時にはかかせない、金属ニードル（別名：標準ニードル）をご紹介します。

塗布時には、液剤（接着剤やグリスなど）がはいったバレル（シリンジ）等の先端に、金属ニードルと呼ばれる注射針のようなものを取り付けて使用します。

工業用金属ニードルと医療用注射針との違いは、針先端の形状になっており、医療用が斜めにカットされているのに対して、工業用は先端が水平にカットされています。

金属ニードルとバレルの接続方法はバレル側にあるルアーロック部分に、金属ニードルの針基にある一条ネジ（つばになっている部分）をねじ込んで固定し脱落を防止できるようになっています。

金属ニードルの材質は、針部分はSUS（ステンレス）、針基部分は黄銅にNiメッキをかけたものになっています。

針部分のパイプはゲージ（G）規格でパイプの外径や内径が決まっており、弊社で在庫しています標準的な金属ニードルは下表のサイズになっております。

金属ニードルは、工業用塗布で使用される各種ニードルの中では一番安価な物になっており通常は使い捨てで使用されますが、塗布される液剤に対応した溶剤などで洗浄を実施して再使用することも可能です。

弊社では針長さ13mmを通常在庫しておりますが、特注対応として3mm〜100mmの長さを製作もできます、また針の太さ（ゲージサイズ）も上記にないサイズでも製作可能な場合もございます。

針長さ手前13mm　奥65mm

標準サイズの金属ニードルは最短翌日出荷可能です、特注サイズに関しましては１ヶ月程度お時間をいただく場合もございます。

塗布に使用するニードルをどれを使っていいかわからないなど、選定をお助けすることもできますので、お困りの際はご相談ください。

2023年7月27日

2023年8月28日